去る6月16日、野口副委員長がUAゼンセンのボランティア活動の一つであるオイスカ「海岸林再生プロジェクト」に参加しました。
日本の沿岸の津々浦々には、いずれも人の手で植えられてきた海岸林が存在します。
これまで飛び砂や塩害、強風や高潮などから人々を守ってきた海岸林が、東日本大震災による津波によって大きな被害を受けました。
その宮城県名取市沿岸の海岸林を震災前以上の状態に戻すというのが海岸林再生プロジェクトです。
参加者は20代から50代まで、所属も同業のワールドや繊維系の東レ、セーレンなどに加え、イオンやユニーなどの流通系、製薬会社やガス会社などの異業種まで多岐に渡り、事務局含む総勢45人の力を合わせてツルマメ取りと溝切りをしてきました。
当日は7:50仙台駅に集合し、バスで名取にあるオイスカの「海岸林再生プロジェクト」の事務所に向かいました。
到着後、各自着替えをしてなぜクロマツの海岸林が必要か、東日本大震災で何が起きて現状はどうなっているのかという説明を受けました。
その後、海岸林再生をしている現場にバスで移動。移動の途中に3年前に植樹をした場所、5年前にしたところを見学しました。
同じようにクロマツを植えても、土壌の質、水はけ等で成長の度合いが全く違うことがわかりました。
東日本大震災の時、海岸林のほとんどは津波で流されてしまったが、右の写真のクロマツは生き残り、この海岸林再生プロジェクトのお手本となっています。
雨が降り、気温も低く、風も強いという過酷な環境の中ツルマメという雑草を抜いていきます。
ツルマメは繁殖力が高く、他の植物に巻きつく修正があるので、植樹したクロマツにも巻きつき、光合成を妨げて枯らしてしまうようです。
最初は他の雑草とツルマメの区別がつきませんが、だんだんと慣れてくると、いたるところにツルマメがいることがわかります。
だいたい2?3時間くらいツルマメを抜きました。
午後は溝切りという水はけの悪い土壌を改善するための作業を行いました。
この輪をみなさんで次に繋いでいきましょう!